卵巣がんの、再発・転移の原因や、部位別の治療法、対策など、再発・転移を解説。卵巣がんの再発・転移は癌細胞が血管で運ばれる事によって起こります
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卵巣がん症状

再発と転移【卵巣がん治療】

再発・転移のメカニズム

がんの再発と転移が発生するのは、血管やリンパ管にがん細胞が入り込むことにより、血行性・リンパ行性に遠隔部位へとがん細胞が運ばれるためです

卵巣がんや子宮体がんなどの再発は転移部位により、症状や対処法が異なります

リンパ節への再発・転移

子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がんの再発では、傍大動脈リンパ節転移が見られることが多く、さらに進行して頸部リンパ節まで転移することがあります。これらの転移リンパ節が腰椎や胸椎から出てくる神経を圧迫して強い痛みを訴えることもあり、放射線照射が可能な部位では放射線療法が行われます。

緩和医療について

緩和医療とは、がんに対する積極的な治療をあきらめ、苦痛を和らげ、生活の質、生命の質を高め、高いQOLを維持させるための医療です

照射不能の部位でのがん再発で、化学療法剤も無効となったときに行われます。緩和医療の場合では、がんの疼痛緩和に主眼を置いた治療が行われます。

骨への再発・転移

骨転移の治療法としては、強い痛みが生じることも多いため【放射線照射】が有効です

子宮頸がんでは特に、腰椎に転移する症例が多い特徴があります。椎体の破壊から脊髄の圧迫を来し、脊髄まひを起こすこともあります。このようなケースでは、放射線療法や化学療法で、痛みは緩和することができます。痛みがひどい場合には、鎮痛剤やステロイド剤などの使用を加えて、緩和することもあります。

肝臓への再発・転移

肝臓への再発と転移には、自覚症状がほとんどなく、肝機能検査でも異常の見られない症例が多いことから発見が遅れる事が多い再発と転移です

肝臓への再発・転移をチェックするためには、定期的な超音波検査やCT検査などが必要になります。

肝動脈塞栓術

肝臓に栄養と酸素を送っている肝動脈を塞ぐことにより、がん細胞を栄養不足や酸素不足にし、がん細胞を消滅させることを目的にした方法です。また、肝臓の表面にがん細胞が散らばっていたり、浅い浸潤がある場合で、比較的範囲が狭い場合は、電気メスでがん病巣とともに肝臓実質を切除することもあります。

脾臓摘出術

牌臓(ひぞう)にまで転移が及んだ場合は、脾臓摘出術が行われることもあります。
脾臓摘出術では、からだへのダメージが大い割に、どの程度の治療効果や延命効果があるのか現時点ではっきりと分かっておらず、解明すべき課題の多い手術です。
実際には、肝転移では複数の転移巣が見られることが多く、このような症例では放射線治療も適用とならないことから、治療法としては全身的な化学療法が行われることになります。

肺・胸膜への再発・転移

婦人科がんでは、進行がんや再発病巣として胸膜転移はしばしば見られます。この場合、肺を包んでいる胸膜と肺の間の胸膜腔に水がたまり、量が多くなると肺の呼吸運動を障害して息苦しくなったり、せきが出たりします。

脳への再発・転移

脳への再発・転移は、頭痛、嘔吐、めまいなどの一般症状のほか、視力障害、言語障害、歩行障害など、転移した部位が支配している領域の神経障害が発生します

抗がん剤も血管脳髄液関門により、投与してもその抗がん剤が病巣に到達しないことが多く、脳転移に対する治療は困難です。多くの場合、放射線照射が行われ、それも多発性の転移が多いことから、脳全体を照射する全脳照射が行われます。転移巣が単発か数個の場合には、多数の細い線束をその病巣に集中して照射する方法(ガンマナイフ)なども行われています。転移した部位によって手術が可能なことも不可能なこともあります

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