リンパ浮腫は、卵巣がんの治療などで、リンパ節郭清をする事により起きる症状です。リンパ浮腫の対応策や症状などもしっておきましょう
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卵巣がん症状

リンパ浮腫と卵巣がん

リンパ浮腫とはリンパ液の流れが悪くなることにより、水分が下肢に溜まることにより【浮腫(むくみ)】が起こる疾患です

がんの進行度によっては、転移を防ぐためにリンパ節を郭清する事があります。このリンパ節の郭清が原因で組織の隙間にたんばくと水分が過剰に貯留し、リンパの循環が悪くなってしまうのが浮腫の原因です。リンパ浮腫があると、慢性的な炎症も起こしやすく、重度になると脚が太くなり、かつ左右の太さや靴のサイズに差が出たり、下肢の皮下組織が線維化して皮膚がかたくなったりします。QOL低下の大きな原因にもなり、その改善は容易ではないので、慢性化しないよう、早め早めに対処しましょう。

リンパ浮腫の症状

太ももつけ根が重く感じられる
歩きにくい
外陰部がはれる

※皮膚の色や温度に変化はなく、初期には押すとへこみますが、進行するとへこまなくなります。

子宮がんとリンパ浮腫

リンパ浮腫は女性に多く約9割に上ります。また、子宮がんの術後に発症しているケースがリンパ浮腫の半数です。婦人科がんの手術後に多いトラブルですが、男性でも前立腺がんの手術後に起こりえます。

蜂窩織炎(ほうかしきえん)

蜂窩織炎とは、高熱や皮膚の発赤などを伴う合併症です

蜂窩織炎は、リンパ浮腫で水分が溜まっている部位に皮膚の怪我などから細菌が侵入することから発症します。また、高熱や皮膚の発赤などを伴う合併症を起こすこともあります。過労や季節の変わり目に蜂窩織炎を起こしやすい人もいます。
これは、黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌など、比較的どこにでもある細菌に感染して起こることが多いので、通常はその菌に効果のある抗生物質を服用すれば数日から数週間で治ります。その間は、炎症を起こしている部位をできるだけ安静にしましょう。

日常生活での予防について

リンパ浮腫は子宮がんの術後(退院後)に通常の生活に復帰したあとに起こることが多い疾患です。一度、リンパ浮腫になると回復しにくいものです。リンパ浮腫にならないようにするためには日々の予防になります。

日常生活上の注意点

就寝時は枕一つ分程度両足を上げて寝る
いすに座る場合は、向かい側にもいすをおき、脚を投げ出す姿勢で。
正座は厳禁。和室では常に足を投げ出す。
立ちっぱなしの仕事は避ける。
朝起きたときに弾性ストッキングをはき、就寝前まで着用する。
専門家の指導を受けたうえで、プールでのウオーキング、手を皮膚に密着させて行う特殊なマッサージ(リンパドレナージ)なども有効ですが、具体的な方法は担当医に相談してください。
特にマッサージは一般的な筋肉のもみほぐしとはまったく違う方法ですから、必ず、ご自分の症状に合った正しい方法で行ってください。

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